当時、私は会社帰りにジャズダンスを習いに行ってました。
その先生は私と同い年で、意気投合し、二人ででかけたり、長電話をするような関係から身体の関係を持つようになりました。
その後、二人の関係は順調に続き、合鍵を渡されるようになりました。
そしてその頃、ジャズダンスを習っているということを友人Aさんに「わかりやすいし楽しいし、受講料も安いから良いんだよね」と話したところ、興味を持ったみたいで、彼女も参加することになりました。
そして友人Aはたちまちそのダンス教室にすっかり馴染んでしまい、ダンスイベントの参加を彼と友人Aと生徒さん(男性)の3人でダンスチームを作ることになりました。
実は私も参加したかったのですが、私は当時、仕事が忙しい職種だったので無理でした。
逆に友人Aは比較的暇な普通の会社員でしたので、本当にあっという間に溶け込んで行ったという感じです。
ダンスチームでの発表会があり、彼とAさんの距離が、練習を通じて急速に接近しているのを感じていましたが、どうすることもできませんでした。
そしてある日、彼から「合鍵を返して欲しい」と言われました。
そしてその後、彼から電話がかかってきて「Aさんと付き合うことにした。」との報告がありました。
かなりのショックでした。
眠れなくなり、拒食症気味になるなど、精神的にもその感情をどうすれば良いのか、一番辛かった経験です。
それだけなら、「男女のことだし仕方ないね」で済むところだったのですが、それ以降の行動が一生許せないことに繋がる内容です。
まず、彼から「彼女とは変わらず友達でいて欲しい」と言われました。
またAさんからは「ダンス教室やめないよね?」とダンス教室に止まって欲しいと言われました。
私は二人が仲良くしているところなどを見たくなかったのですが、仕方がないので二人の言うことに従う羽目になりました。
そしたらどうでしょう、二人はわざとイチャイチャしているところを見せつけてきます。
私は頭がおかしくなりそうでした。
ダンス終わりの食事の時には「この後、一緒にあれしようか?」みたいな会話をわざと私に聞こえるように言われたこともあります。
さらに辛かったのが、共通の友人たちがいる場に行けなくなったことです。
彼女が彼を連れて私の常連のお店に来るようになったり、集まりに連れて来るようになったんです。
そのため共通の友人と遊びに行くこともやめることになり、交友関係を一から構築するところから始めなければならなくなりました。
仲が良く共通の友人が多いがための、出来事でした。
追い討ちをかけて辛かったのが「あなたって何がしたいの?」という仲間の一人の言葉でした。
彼女から逃げるように新しいグループに入っていかないと、いけないのにそのことすら否定される言葉を浴びる羽目になったわけです。
「男を取られたから」とか言うのも女として負けた気分になるから嫌だし、わざわざ言うことで品位が下がると思っていたのです。
どうしたら良いんだろう…と、本当に悩ましい日々が続きました。
本当にこのことは今でも許せません。
結局Aさんは、彼とサクッとお別れし、結婚して他県に行ったので今となっては嫌な思い出の黒い塊という感じです。
ちなみにとっても仲良しだっただけに、結婚式の二次会に呼ばれることがなかったため「結婚式の二次会くるよね?」といちいち他の友人たちに当たり前のように聞かれ、「いや、呼ばれてないよ」と気まずくなったのも許せないことの一つです。
呼べよ。逆に面倒だろうがよ。