結婚して家を買う際、子供を庭で遊ばせたいという思いがあり、そこそこの広さのある土地を購入し、家を建てました。
道を一本挟んで向こう側は昔から住んでいる古い家が多く、こちら側は新しい家がどんどん建っていました。
最初のトラブルは地鎮祭の時です。
急に40代くらいのジャージの男性が現れて、「道路に鏡つけるんじゃねーぞ」と言われました。
どこの誰かもわからず、とりあえず、はいと答えると道路を渡ったすぐの家に入って行きました。
鏡は道路から出る時に見ずらくても、自分の家の前に交通ミラーを設置するなということのようです。
交通ミラーは市が設置するものなので、うちに言われても、と理不尽に感じ、折角のお祝いの席が台無しになりました。
その後も工事の最中にはうるさいと苦情があったようです。
メーカーの方が対応してくれましたが、苦情があったとの報告を聞くたびに気持ちが重くなりました。
折角いいところに家を建てられるのに、まさか近所にクレーマーがいるなんて。本当に最悪でした。
何とか家も完成し、引っ越しをしました。
クレーマーの家にも覚悟して挨拶にいきました。
以外なことにとても感じのよいおばあさんが対応してくれました。
どうやらあのクレーマーの母親のようです。
とても感じの良い方だったので、どうして息子はあんなふうになってしまったのか不思議でなりませんでした。
ただ、クレーマーが一人暮らしではないということで少し安心しました。
当時、私の子供は二歳。嫌々期真っ只中で大声で泣きます。
夏に少し窓を開けていたのですが、子供の泣き声が聞こえたらしく、早速ピンポーンとなりました。
出ると「ガキがうるせーぞ!黙らせろ」と罵声を浴びせられました。
それから、子供がいる時は必ず窓を閉めています。
子供を庭で遊ばせたいから一軒家にしたのに。夏は庭でプール、冬は庭で雪遊び。そんな夢は叶いませんでした。
そんなある日、クレーマーのお母さんが訪ねてきました。
お母さんは離れて住む、長男夫婦と同居することになり出ていくとのことでした。息子だけが残ります。
聞いた話しでは、お母さんも働かない息子、近所にクレームばかり言う息子に嫌気がさし、出ていくとのこと。
何かあったら構わず警察に通報して下さいと言われました。
警察に通報する事態になってからでは遅いんですけど、。
もう自分たちの身は自分たちで守るしかない!と思っています。
ご近所トラブルは懲り懲りです。
簡単に引っ越しすることも出来ず、騒音をたてないように日々生活しています。
夢のマイホームが、地獄のマイホームになってしまいました。