31歳の男性会社員です。私は既に1度離婚経験があるのですが、半年ほど前に新たな出会いを求めて料理婚活を始めました。パーティーに参加したのは昨年の10月頃です。当時の私の年齢は30歳、本格的な婚活は初めての経験でした。
今回何故料理婚活を始めたのか、それは1度目の結婚で私が全く家事をできなかったからです。そのせいで前妻には愛想を尽かされ、挙句の果てに浮気までされてしまいました。
それを引き摺っているのかと問われると実際その通りで、同じ失敗を繰り返さないために料理教室に目を付けたわけですね。そして同時に女性との出会いも得られるこうしたイベントは、まさに願ったり叶ったりでした。
気になるその内容なのですが、簡単に言えば一緒に料理という共同作業をして、相性の良い異性を見つけましょうというものです。この婚活のメリットは、その機会で良い出会いがなくとも料理のスキルを上げられるところです。
しかも作った料理は最後に異性と一緒に食べられるので、出会ったばかりの女性の手料理をいきなり食べられる魅力もあります。逆に料理上手な人ならアピールポイントになりますし、普通の婚活パーティーよりも仲を深めやすいのではないかと思いました。
当日、私はラフな私服で料理教室を訪れました。エプロンなどは貸し出しがあったので、自分で用意はしていません。秋物のシャツとデニムのパンツ、髪型は清潔感が出るよう短めにカットしておきました。
他の皆さんも、同じようなラフな格好の方が多かったです。女性であればワンピースやフレアスカートなど、丈が長く清楚に見える格好の方が多かったですね。逆にスーツやドレスはNGですと明確な注意書きがあったため、派手な格好をしている参加者は全くいませんでした。
ただそこは婚活パーティー、やはり皆さん初対面でしたし緊張感がありました。もう少し和気あいあいと進んでいくかなと予想していましたが、他でもない私が一番強張っていたかもしれません。
その代わり料理の先生のトーク力が高く、度々その場を和ませてくれるような言葉も言ってくれました。思っていたより料理が苦手な参加者も多く、そこもプレッシャーが軽くなった要因です。
この婚活パーティーを通じて会話ができた女性は、6人ほどいました。基本的にはグループ単位で作業していきますが、その流れの中で自然な形で自分の立ち位置が変わるのです。おかげで数分おきに隣にいる女性が入れ替わったりして、そこも良かったです。
あとは、とてもお互いの距離が近かったです。本当に腕と腕が当たるくらいの距離感で料理ができ、終始ドキドキしていました。包丁の持ち方とか皮の剥き方とか、すぐ隣で女性から教えてもらえる喜びは大きかったですね。
時間は最初の自己紹介に15分、料理をするのに1時間半弱、全員で食事をするのに1時間ほどという配分でした。この日は男女それぞれ10人ずつが参加をしていたので、規模が大きくなればなるほど時間も長くなるのではないでしょうか。
ちなみに参加者の平均年齢は30歳くらい、最も若い参加者は26歳の女性でした。やはり20代前半から参加する方は少ないのかもしれませんね。全体を通して落ち着いた空間で過ごすことができました。
食事の後は全員で片付け、そして最後に告白タイムといった流れです。私は見事この1回の機会で、相思相愛の相手を見つけられました。お相手は28歳の保育士で、人見知りでおっとりとした優しい女性です。
容姿は、女優の志田未来さんに似ています。とても可愛らしく第一印象から気になっていたので、カップルになれて嬉しかったです。お互いに料理はあまり上手ではなく、結果的にそれが距離を縮めてくれました。
そして今現在も、その女性とお付き合いを続けています。まだまだ結婚を考える域には達していないものの、婚活パーティーで出会ったわけですし意識していないわけではありません。近い将来にそうなってくれたらと、今は展望を描いている最中です。
今回の料理婚活、費用は4000円でした。男女間での費用差はなく、特に調理器具や食材を持ち込む必要もありません。大体他の種類の婚活パーティーでもこれくらいだそうですし、相場通りといった印象ですね。
一方でこれから料理婚活へ臨む皆さんへのアドバイスとしては、無理に良いところを見せようとしないでください。自然体が一番効果的です。もともと料理を学ぶ現場で婚活をするわけですから、参加者が料理をできなくて当然なのです。私も何回か知ったかをしようとして、痛々しい姿を見せてしまいました。それが最大の反省点です。
最後になりますが、料理婚活は想像以上にドキドキできて楽しかったです。仮にパートナーが見つかっていなくても、そう思えていたでしょう。敷居も低く、婚活自体が初めての方にもおすすめできます。少しでも気になっている方がいれば、是非参加をしてみてくださいね。
