私が許せないと思ったのは、小学生の時にいじめられたことです。
そんな前のことをしっかり覚えているのは、私だけではないと思っています。
いじめた方は、すぐに忘れてしまうと思うのです。
ところが、いじめられた方は、例え大きくなったとしてもそのことをずっと覚えているものです。
それだけ、辛い記憶というのは、残っているのですね。
ここでは私がいじめられたことについてお話します。
・調理の時間に起きた
私がいじめられたのは、小学6年生の時の調理の時間です。
その時、どうして私がそんなふうにいじめられるようになったのか、全くわからないのです。
いじめというのは、そんなふうに意味不明でも起きることがあるのですね。
多分ちょっとしたことから始まったと感じます。
・私のエプロンを隠された
調理をするときに、必ずエプロンを使うことになります。
その時、白い布製の袋にいれてそれを持参するのです。
ところが、私のところからそれがよくなくなっていることがありました。
確かにそこに置いたはずなのに、なくなっているのです。
それを隠したのは、調理をする時のグループのメンバーでした。
そのメンバーの一人が隠しているのです。
なくなっていることに気づき、探し回るとだいたい机の下か、階段のところに落としていることが多かったです。
・調理の時に参加させてくれない
その時間は、同じクラスの人たちではなく違うクラスの人達と一緒にグループを組むことになっていました。
そのことから私がいじめられるのは、違うクラスの人たちにだけなのです。
そのことは、とても助かりました。
クラスに帰ると、いじめらることがないからです。
ホッとして帰っていました。
その時間だけ我慢をしたらいいんだと、自分を納得させていたのです。
そして調理をするときに全く参加をさせてくれませんでした。
しかも出来上がると、私の分だけ量が少ないのです。
ほとんど食べることができない量の時もありました。
・先生は気づかない
先生に伝えることもできましたが、そのことを伝えることが怖かったのです。
伝えることにより、またいじめが強くなってしまうと思ったのです。
グループをかえてくれるなら訴えたかもしれません。
しかしその保証がないので、伝えることができませんでした。
いじめというのは、どこでも起きることだと思っています。
そしてそれは決して、許されることではありません。
小さい時のことでも、トラウマとなりしっかり覚えているので困っています。