今回は私が体験した一生許せない出来事について、お話したいと思います。
それは、私が大学生の時の出来事です。
私には同じ学科に仲良しの2人の友人がおり、よく一緒に行動していました。
私は女子大に通っており、女性ばかりのため、結束が強く、絆も深いと感じていました。
しかし、一生許せないことになる人物はその2人のなかの1人の女性なのです。
大学3年生の冬のある夜、彼女から今から家に行っていいかとメールが来ました。
夜も遅かったため、何事かあったのかと思い私は了承し、彼女を自宅に招き入れました。
当時私は一人暮らしをしていたため、時間を気にする必要はありませんでした。
彼女は泣きはらして、目を真っ赤にしてやってきました。
私は驚き、どうしたのかと尋ねると、妊娠してしまったと言うのです。
彼女はまだ誰にも話しておらず、もうどうしていいか分からないと泣き続けるため、温かい飲みものを飲ませて落ち着かせました。
彼女はお姉さんと2人で暮らしていたため、とりあえずお姉さんに話すように説得し、翌日の朝自宅に送り届けました。
その後、擦った揉んだありながらも、両親や相手の男性とその両親とも話し合い、出産をし、結婚することになりました。
私は、その渦中もさまざまなサポートをし、彼女を励まし続けました。
それは大切な友人であり、かけがえのない存在だと思っていたからこそです。
彼女は無事出産し、大学の卒業を間近に控えたある日、彼女を一生許せなくなる出来事が起きたのです。
私は美術系の大学に通っていたため、論文と卒業制作を提出しなければなりませんでした。
また、作品発表展があるため、最後の最後まで作品の微調整をしていました。
彼女は出産があったため、作品は簡略化し、早々に仕上げていました。
彼女自身、不完全燃焼感があったのだろうと理解はできるのですが、だからと言って他人の作品に害を加えるなどと言うことは許されません。
彼女は私の水彩画の作品にスプレーでいたずらをし、作品を台無しにしたのです。
幸い、彼女がいたずらを白状したため、私の作品出展は免除され、無事卒業することができました。
しかしながら、作品展に出展できなかったことで不完全燃焼感でいっぱいの私は大学生活が台無しになってしまったと感じました。
それは今でも、私の心に古傷のように残り続けています。
彼女とは絶縁しましたが、風の噂で幸せに暮らしていると聞きました。
恩を仇で返した彼女を許す気はありませんし、彼女の嫉妬深さや残忍さを見抜けなかったことが今でも悔やまれてなりません。