付き合っていた彼の話です。初めて出会った時、既婚者だということをみんなに隠していたのです。それが彼が私についた最大の嘘。
みんな彼氏を探しているという女子会で、今度コンパをして彼氏を作ろうという話になりました。そこで私の友人がイケメン、そして彼女募集中という男性を集めてコンパを開催したのです。
私たちは女子会で彼氏を作ろうと盛り上がった上でのコンパだったので、当然独身で彼女が欲しい男性ばかりが集まったと思い、あえて未婚か既婚かその場で確認することもありませんでした。しかしながら、その中に既婚の彼が混じっていたのです。
私は彼とコンパの時から意気投合し、それからほどなくして二人で食事に行く中になり、付き合うようになりました。その過程でも私は未婚か既婚か聞いたことはありませんでした。
しかしある時、コンパを主催してくれた友人から聞いたのです。どうも彼は既婚者らしいと。
そして私はある時彼に確認してみました。すると彼はあっさり、「そうだよと肯定したのです。」私は本当に奈落の底に落とされた気分でした。
「私たち付き合っているのに、なんで既婚者なの?なんで既婚者ということを先に言ってくれなかったの?」と彼に激しく問い詰めました。
すると彼、「誰も既婚者かどうかなんて、聞かなかったじゃないか」と。しかもコンパに参加したのは、彼女募集中の人ということを聞いたからだそう。その時には未婚か既婚かの条件はなく、彼女が欲しいかどうかということを聞かれたので、参加したというのです。
なんともふざけた答えをするではないですか?私はもう怒りに震えました。
またそのあとの極めつけは、「そもそも俺たち付き合ってんの?」と私に聞くのです。
私は「この関係が付き合っている以外なんなの?」と逆に彼に問い詰めたほど。
彼は「だって付き合おうなんて言葉、俺らにはなかったよね。」というのです。
確かになかったかもしれませんが、大人の関係って、そんな言葉がなくても付き合いが成り立つことも多いですよね。
彼のことは良いなと思っていたけれど、そんな無責任なことを言う彼は大嫌い。そして彼は嘘を言っているという自覚が全く欠落していたのです。彼からそのあと電話やメールは来ていましたが、それ以降会うことはしませんでした。
自分の都合ばかり考えて、いいたくないことは何も言わないで、嘘を突き通した彼は最低だと思いました。