ずっと介護してきた義理の母が近くの老人ホームに入れることになって、背負うしかなかった重い荷物をやっとのことで下ろせたと思っていたところで、またトラブルに巻き込まれ、さらに重たい荷物を背負うことになってしまいました。
義理の母の入所した施設は完全介護なのですが、旦那に「お母さんをずっと一人にしておくわけには行かない」と言われて、ほぼ毎日面会に行って食事の介助などもしていました。
母は個室なのですが、隣は夫婦部屋で奥さんはそんなに私と変わらないじゃないかっていう年齢に見えて入所しているのがとても不思議でした。
ご主人は母と同じ位の年齢のようなので年の差婚には違いありませんでした。
とにかく隣の部屋には訪問者が多くて毎日代わる代わる親戚以外の人が訪れているようでした。
ある日「奥さんに明日集会室でお茶会をするから来ませんか?」と誘われました。
ご近所付き合いという感覚で断るわけにも行かずお母さんと行ってみました。
殆どが施設外の人で10人位はいました。
いきなり新約聖書を渡されました。
「これからぶどうの会を始めます」と奥さんが言いました。
「司会?」その後は歌を歌ったり近況を伝えあったり訳の分からないうちわの集いに参加させられた感じでした。
1時間くらいそこに拘束されました。
その後は誘われても丁重にお断りしていました。
何となく奥さんとはギクシャクした感じになってあまり話もしなくなりました。
ある日私が施設を訪れると駐車場で例の集いに来ていた中年女性2人が待ち構えていました。
「明日教会で伝道集会があるからぜひ来てください」とチラシを手渡されました。
「その日はちょっと用事があって」と断ると、「今のままだとお母さんも奥さんも大変なトラブルに巻き込まれることになります、集会に来て救いを求める必要があります」と怖いことを言われ完全にフリーズしました。
「本当に大丈夫です」ときっぱり言って足早に立ち去りもう限界だと思って施設の事務所に相談しました。
その後集会室での宗教活動の禁止の張り紙が出されお茶会はなくなりました。
私は益々隣の奥さんと会いずらくなって何日か面会に行けずにいると施設から電話がかかってきて、母がとばっちりのトラブルに巻き込まれたことを知り駆けつけることになりました。
部屋の前に大量の汚物が置かれていたというのです。
私は隣の奥さんに違いないと確信しましたが言えませんでした。
「やっと入れた施設なのに」
旦那に言ったら「もっとうまくやれなかったのか?」と責められそうだし。予想外のトラブルに心は木っ端みじんです。
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