節約という言葉を耳にすると、ひたすら我慢し続ける事をイメージするかもしれません。
節約のためにあらゆるものを我慢し続ける生活は、どうしても長く続けることが困難になりがちで結果的に失敗して無駄な散財を増やすことにつながった経験は何度もあります。
これだけは自分は譲れないというもの、いわばプチ贅沢は確保することがとても大切です。
普段少しでも食費を安く上げるために安い時に食材を買いだめして冷凍保存しておくなどの節約方法は効果的です。
でも、その節約によって浮いた分は自分が心から楽しめる趣味に回すだけの心のゆとりを持つことが大切だと思うのです。
たとえば食費は毎月これくらいの金額の範囲で収まるようにしようという目標を立てて、その目標を達成することが出来たら、浮いた分でたまに贅沢ランチを楽しむなどがいい例です。
もちろん収入と支出のバランスは大切で、収入以上のぜいたくな暮らしを無計画に続けることは生活を破たんさせることに繋がりますが、節約にもメリハリを付ける事が重要なポイントだと思っています。
食費に限らず目的の為に支出をある程度抑える努力をして達成できたときには、できる範囲で自分にご褒美を与えると言う事です。
とかくご褒美ばかりに偏りがちですが、目の前にご褒美という目標を設定することで、節約にも身が入るし俄然モチベーションが上がります。
誰が褒めてくれなくても、自分の立てた目標を達成できたときには自分で自分をほめてあげるのです。
節約は目的さえあればむしろ楽しみながらできるものだと思っています。
生活の中で何もかもを切り詰め借金を返し続けなければならないようなケースでは当てはまらないかもしれませんが、そもそも借金も住宅ローンなどのように大きな目的を達成するためのものだとすればやりがいも生まれます。
なにも節約を意識せずに過ごしていた時と、しっかりと目標を持って節約に取り組んだ時との出費の変化を自分なりに確認できるようにすることも効果的です。
見よう見まねでエクセルで表にしてみるなど、別にどこに発表するわけではないのですから気軽に挑戦してみるのがおすすめです。
視覚的にも節約効果がはっきりと確認できたら、継続するためのやる気スイッチにもつながるし、ご褒美をゲットするための張り合いもうまれるというものです。
我慢ばかりではなく、楽しみながら時には自分自身をおだてながら、楽しく節約生活をしたいと思っています。