孫フィーバーが過ぎる姑

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孫フィーバーが過ぎる姑

姑との関係が変わってしまったのは孫が産まれてからです。それまでは、さっぱりとしてちょうどよい距離で付き合うことができていました。初孫ということもあり、孫フィーバーで判断力が狂ってしまったのかもしれません。退院後、何故か私が要望したわけでもなく、午前中に姑が通ってくるようになりました。私の体調や子供のペースなどお構いなしに、やってきては孫を抱きはなしません。寝不足でぼーっとしている私に自分の愚痴を話続け、休むこともできず子供も取り上げられるような気分で、毎日疲弊していきました。

やんわりと毎日通うのは大変だろうから週に半分程に減らしてもらえないか頼んでみましたが、「私はこの時間は孫の面倒を見ると決めている、嫌だとろうけど我慢して」と言われてしまいました。面倒を見るといっても、オムツは便になると私に替えろと言ってくるし、遊んでいる所をいちいち呼びつけて見せたがるので家事もゆっくりできません。まるで、自分と遊んでいる時がこの子は一番楽しんでいるし、この子が好きなのは母親ではなく自分だといわんばかりの態度です。

だんだんと腹が立ってきた頃、明日は遠方にお葬式に行かなければならないから来ることができないと言われました。私は久しぶりに静かな一日を過ごせると、心躍りました。当日朝からゆっくりと自分のペースで過ごし、開放感でいっぱいでした。午後になり、いつもはできない子供とのお昼寝をしようと一緒に横になりました。ウトウトしてきたその時です、インターホンが激しくなりました。眠る寸前を遮られた子供はびっくりして泣き出しました。

まさかと思い玄関へ行くと、喪服を着たままの義両親が上がり込んできました。私は頭が真っ白になりました。「なんで!?」と叫びそうな心を必死で抑え、この無礼な人達のためにお茶を用意しました。泣いている子供をまた「あら?なんで泣いてるの~」と抱え込み今日一日、自分がいかにたいへんだったのかと愚痴り始めました。私はそんな話は全く入ってこず、適当に相槌しながらずっと『この人達はどうかしている、頭がおかしいんじゃないか?』とずっと考えて怒鳴り散らしたいのを必死で抑えていました。初孫だからある程度は仕方ないかなと妥協していた部分もこれはあんまりじゃないかと思いました。主人が帰宅後、この出来事を話すと申し訳ないと謝ってくれました。

そして、姑に訪問を減らすよう交渉しに行ってくれました。姑は、納得していないようでしたが訪問は控えるようになりました。私もやんわりではわからない人達なんだと懲りたので、今はなるべく不要な接近はしないようしています。

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