今回は、かれこれもうすぐ10年になろうとしている昔のお話しで正直言えば、もう子供達も高校生になり関係ない話になって、思い出したくもない凄いずるいと感じた思い出なので、記憶から消し去りたいのですが、あえて同じ様な経験をする方が今後も現れないとは限らないので、記憶を掘り起こして参考にして頂ければ幸いです。
あれは私が36歳、長男が小3、次男が小1の時のお話しです。地区の子供会から少子化の影響で役員不足になっていて困っていると言う話がありました。何でも私が嫁に来た地域の子供会では、役員は子供1人につき必ず1役やらなければならず、うちは2人なので、2度やらなければならないとの話を最初に聞きました。
ここからもうずるいのですが、どの役が簡単で楽だとか言うのを、地元にずっと住んでいるお母さん達は知っていて、楽チンコースを選択していました。私の様な外部から来た頼れる者もいない核家族は大変でした。何の要領も分からず、ただただ真面目に言われた通りに役を果たしていました。どの役も次の担当と重なる様に2年間でした。その中でも大変だったのが、まだ子供が小3と小1なのに、子供会の会員が減って、従来なら高学年から役員を選出していたのに、何故か低学年からも選出することになり、会合に出た際、アミダクジでPTA役員に選ばれてしまいました。子供達は低学年で高学年のイベントの世話とか全然分からないのに今思えば無理矢理です。
しかも役員会も、毎週水曜夜の7時からで、子供2人を連れて会合に出てましたが、どうなるかは分かると思います。子供達は飽きるので帰りたいと騒ぎ出し、しかも会合は2時間もあり、終わっても無駄な世間話で帰れない雰囲気があり、夫にも怒られるし、本当に嫌々我慢してボランティア活動をしていました。
そんな元々嫌々やってる役員会で、堪忍袋の緒が切れる出来事がありましまた。それは4月に役員になって丁度半年、5月の運動会や夏場の地域のイベントなどにも都合良く役員として色々な仕事に駆り出されて、まだ幼い子供達や夫の世話も出来ず半ば家庭崩壊寸前の時でした。
ここでも早く大変な役をやれば、その後はもうやらなくても良いと言う調子の良い口約束があり、それを信じて大変な役を先にやろうと、馬鹿正直な私はそれを真っ直ぐに受け止めて、子供達の世話人役をやりました。世話する子供達は高学年なので、やっぱり本来なら高学年のお母さん達がやるべきだとは思いました。そして、9月に再度役員の交代をする時に、いきなり他の役をやっていないお母さん達から、うちは無理とか言う話しが飛び出して、そのまま継続とか言う流れになり、真面目に我慢してやっていた私は一体どんだけアホだったのかと情けなくなりました。あまりにも皆さん非協力的だったので、残念ながら呆れて、その後の子供会への参加を全て止めました。
当然、凄い避難も浴びましたが、家庭を放り出してまでやるものでないのは当然だと思います。何を言われても完全にお断りし、その理由もお話ししました。もう懲り懲りです。あとで聞きましたが、やはり同様の問題は以前からあり、現在は新型コロナの影響もありますが、子供会は解散したとのことでした。やる人が居ないなら、それでいいのです。時代に合ったやり方をすることと口約束でも約束したら最低限は守ることぐらいは、人として当然だと思いました。ずるい雰囲気や人相をしたお母さんの集まる子供会には気をつけましょう!