貧乏だったけど子供の頃を誇りに思っています。

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貧乏だったけど子供の頃を誇りに思っています。

私は貧乏な子供時代を過ごしていたと思います。

けれどそれは今になって思うことで、その当時はそれが普通だと思っていたのです。

小学生の頃、事情は分かりませんが引っ越しすることになりました。

それまでは2階建ての一戸建てに住んでいたのですが、引越し先は1階建ての6畳の部屋が1つのみという家でした。

ここで家族4人で暮らすことになったのです。

食事の面にも変化があり、今まではおかずは必ず3品はあったのが1品に減りました。

たまにおかずなしで、白米に塩とお湯を入れたお茶漬けだけのときもあったのです。

お菓子を買うことも制限されてしまい、おやつにはパン屋で貰ったパンの耳を油で揚げて砂糖をかけた物をよく食べていました。

これは結構美味しくて、今でもたまに食べたくなるおやつなのです。

新しい洋服も簡単には購入することができませんでした。

靴下やパンツも穴があいたら手縫いして再び使うのです。

そのため学校で友達に見つかるのが恥ずかしくて、いつもばれないように隠して過ごしていました。

どうしても新しい洋服がほしい時は、半年に一度古着屋さんで購入していました。

500円で詰め放題の日があり、その日を狙って買いに行くのです。

それでも新しい服を着れるようになることは嬉しかったです。

基本休日も家族で出かけることはありませんでしたが、たまにみんなでお出かけに行く日もあったのです。

友達が車で動物園や水族館に行っている話を聞いていて羨ましいなと思っていたのですが、私の家には車はなかったので歩いて出かけることになります。

家の近くにある川に行って、そこで泳いだりキレイな石を探したりして遊んでいました。

そんなちょっとしたことでしたが、とても楽しくて思い出に残っています。

しかし誕生日の日だけは少し豪華な生活をおくる事ができていたのです。

プレゼントには母が作ってくれた洋服をプレゼントしてもらい、奮発してケーキも用意してくれたのです。

1年に1度だけ食べることのできるホールケーキが嬉しくて、あの時食べたケーキの甘さを忘れることができません。

母が唐揚げやシチューを作ってくれて、テーブルに豪華な食事が並んでいるのを見るのが楽しみでした。

とても貧乏な子供でしたが、家族の仲はとてもよくていつも笑って過ごしていました。

学校で恥ずかしい思いを何度もしましたが、家族皆で支え合って生きてきた子供の頃を誇りに思っています。

この記憶は一生忘れることはありません。

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