私は小学生の時と中学生の時の両方で、クラスメートたちにいじめられていた辛い過去があります。
あまりにも酷いイジメを受け続けて、自殺を真剣に考えていた時期もあるほどです。
そして私は極端に人の目を気にしてしまうようになりましたし、根暗でいじけた性格になってしまいました。
でもそんな根暗な自分のことが大嫌いでした。
そしてそんな嫌な自分自身を何とか変えたいと思っていました。
でも私をイジメていた人たちや私がイジメられていたことを知っている人たちが周りに居ると、委縮してしまってダメダメな自分の殻を破ることは出来ませんでした。
ですから私は実家から遠い高校へ通うことを決めました。
私のことを誰も知らない人たちばかりが通う高校に通ったら、新しい自分になれるのではないかと思ったからです。
その考え方は正解でした。
その高校には私がずっとイジメられて根暗な性格になっているとは知らない人たちばかりしか居ませんでしたので、私は明るく笑えるようになりましたし、信頼できる友達も出来ました。
そして学校に通うのが楽しくなりました。
仲良くなった友達数名とは放課後に一緒に遊びに行ったり、試験の前には一緒に勉強したり出来ましたので、高校3年間で私の性格はずいぶんと前向きに変わって行きました。
そしてその後も私は新しい環境に身を置き続けてきました。
高校を卒業後には実家からずいぶんと離れているちょっと都会にある会社に就職しました。
もちろん、そこにも私がイジメられていた時代のことを知っている人は居ませんでしたので、高校時代に身に着けた明るい性格のまま、仕事を頑張ったり、同期の友達を作ることが出来ました。
そして私はその仕事を辞めた後にも、色んな場所に転々と移り住みました。
新しい場所でも生活は、更に新しい自分を発見することが出来て、私は色んな経験を積むことが出来ました。
その間にも様々な辛い経験をしましたが、いじめられっ子だった時のように根暗でただ落ち込むことはありませんでした。
なぜなら色んな場所に住んで、色んな人たちとの交わりや色んな経験から自分自身に自信を持つことが出来る様になったり、前向きに物事を考えることが出来る様になっていたからです。
そして辛い経験をしても、「人生は悪い物じゃない」とか「この試練を乗り越えたらきっと良いことが待っている」と思えるようになっていきました。
そして私の人生はどんどん好転して行きました。
今では誰も私が元いじめられっ子だったと思う人は居ないと思います。
それだけ今の私は自分を信じて、前向きに頑張ることができているからです。
もう二度といじめられっ子だった時のような辛い思いはしたくありません。
でもその時のダメな自分を変えたいと思って、高校から色んな場所に身を置くことによって、前向きになっていくことが出来たことは本当に良い選択だったなと思っています。
これからも、もっと良い人生を歩めるように前向きに頑張っていきたいと思っています。