難病になりました。

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難病になりました。

安倍前総理が患っている事でも話題の潰瘍性大腸炎という病気にかかってしまいました。
この病気は所謂不治の病であり、現在の医療では寛解は出来ても完治する事は出来ない病気です。
生涯付き合わなくてはいけない病気を持ってしまった事には絶望しましたが幸いにも死に至る病気では無く、寿命にも大きな影響はないそうです。
この病気の辛い所は便意が頻繁に襲ってくる事です。
酷いときにはノロウイルスや食中毒にかかった時並に便意が来るので気軽に外出する事が難しく、外で飲食をするのが恐怖になります。
進行すると血便まで出始め、貧血を引き起こします。
私の場合は仕事が忙しかった事、血便は出るまでも食後にトイレを済ませれば何とか持ちこたえられて居たことから、重症一歩手前の状態になるまで放置してしまいました。
あるときに貧血でふらつきを起こし、倒れてしまわなければ大腸摘出するまでに至っていたかもしれないと言われて驚きました。
緊急入院となり、コロナの影響もあって病室に半ば隔離の状態で療養に至りました。
味と食感の無い食事にステロイド点滴。
病室から一歩も出られないストレスフルな辛い入院生活でしたが僅か二週間で便意は収まり、血便もでなくなったのでもっと早めに行けば良かったと思いました。
タイミングの影響で月またぎの入院になってしまったので限度額申請をしても10数万円の入院費が掛かった事から給付金は全て消え失せましたがほぼほぼ健康な体になり、外でもトイレを気にしなくて良い生活になれた事は良かったです。
人によっては腹痛もあったりするそうで、酷いときには大腸癌を引き起こすらしいので身に覚えのある方は直ぐにでも病院へ行くべきだと思います。
時間差はありますが国からの援助もあるので収入次第では月に一万円以下での通院、入院も可能です。
死に至る病を持っている方と比較すればまだ軽い病気かもしれないですが一生治らない難病と言われたときには絶望を味わいました。
周囲の人達の支えもあった事、直ぐに症状が治まった事から立ち直りも早かったですが、唯一の治療薬であるステロイドには鬱を引き起こしたりする副作用があるそうです。
精神的にも肉体的にも疲弊してしまうのが潰瘍性大腸炎という病気です。
私はこの病気をしてから安倍前総理が如何に大変な立場、環境に身を置いているのかという事が分かりました。
現在は寛解に向けて通院中ではありますが良好な状態を保てては居ります。
再発もしやすい病なので今後も辛い思いをすることはあると予想していますが前向きに頑張りたいです。

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