辛い会社の昇格試験の面談練習

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辛い会社の昇格試験の面談練習

私は入社20年を迎えて、女性の幹部登用の研修を受けることになりました。

自分で言うのもおこがましいのですが大学時代まで体育会系で過ごしてきて、女性同士の難しい関係、職場での社内外の調整などそれなりに辛い経験をしてきたつもりですが今回の昇格研修に比べると大したものではないと思いました。

 女性登用が必要だから多少は甘めの研修かと思いましたが男性以上に厳しいところには驚きを隠せませんでした。

実際の昇格試験は20分間のプレゼンテーションと約1時間の面談で評価されます。そこに研修当該年度の実績が加味されてきます。

12月に最終的なプレゼンテーションと面談が行われるのですが半年間日も部長以上の方々へご指導を仰ぐことになります。

時間だけではなくその内容が非常に辛いのがポイントです。はっきり言って幹部職登用への登竜門なので残業時間にもなりませんし休みも全く関係ありません。

 例えば月曜日から金曜日まで普通に働いている時間は仕事しかできませんがそれ以外でプレゼンテーションの準備や面談の練習を行うことになります。

私の場合は12月の本番に向けて7月から部長のレクチャーが始まりました。

最初は幹部になるための心構えに始まり自分自身が上位等級になった場合にどのような貢献ができるかを滔滔と考えさせられることになります。

部長も期待を込めて本当に厳しい口調で私を問い詰めることになり、過去にはないプレッシャーを受けました。

そして、自分自身の短所や長所を原稿用紙1枚で書き上げたり、部下や同僚に囲まれて悪口を言われた上で自分自身がどのようにすべきかを改めて考えるといった本当に自分自身を高める研修を行うことになります。

 就職試験の面談など全く大した事はなく、会社の幹部としてどのような圧力にでも耐えられるような経験をこの研修のためにさせるのだということがよくわかりました。

11月になるとプレゼンテーションの資料は別として面談の練習に入るのですがこれだけ自分自身が追い詰められる事はないと言う位夜の12時まで厳しい質問が続きます。

そして早朝は6時からプレゼンテーションを大きな会議室で行う練習です。睡眠時間は4時間程度のことが2ヶ月近く続きます。

もちろん、親心で皆さんがお付き合いいただいているので感謝の念はありますが自分自身がこれだけ頑張る必要があると言うのはこれまで考えたこともありませんでした。

経営幹部になると言うことの大変さ、その辛い経験を今後は生かしていけるような管理職を目指したいと思います。

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