みなさんは、身近な人で「ずるい」っていう人に出逢ったことありますか?
1人くらいはいますよね。
今日はそんな身近に存在するずるい人についてお話していきたいと思います。
これは私が高校生だった頃のお話です。仲が良い5人の友人がおり、いつも5人で学校生活を送っていました。教室の移動や登下校、外食に行くこともありました。
ある日、学校が終わった後にみんなでご飯を食べに行くことになりました。
5人メンバーのうちA子がラーメンが食べたい、と言い出したので学校近くのラーメン屋さんへ行くことに。
A子はお腹がすいていたのか、餃子やチャーハン、デザートまで注文しすべてたいらげました。
よく食べるな、と感心しながら見ていました。
みんなで楽しく食事を終え、お会計になったときのこと。
A子が突然「あ、私お財布忘れちゃった!ごめん、立て替えてもらっても良い?」と言い出しました。
高校生であり、お小遣い制である私は金銭的に余裕がある訳ではありませんでした。
それにたくさん注文していたため結構な金額・・・
しかし、他の友達にはA子の分の持ち合わせがなかったので、その日は私が立て替えました。
次の日、学校でA子に会いました。A子は「おはよう!昨日のラーメン屋さん美味しかったね。また行こうね」と言ってきました。
私もお金を返してとは言えず、「うん、また行こう!」とだけ返事をして会話は終了しました。
その日ずっとお金のことを考えてましたが、ケチだと思われるのが怖くて自分からは何も言えないまま1日が終わってしましました。
それから1ヶ月が過ぎてもA子から貸したお金が返ってくることはありませんでした。そしてトラブルが起きたのです。
「今日みんなでパフェ食べに行かない?」とA子が提案したのです。
グループメンバーのみんなは賛成し、その日の放課後はみんなでカフェへ向かいました。
A子はチョコレートパフェにバニラアイスを追加したり、色んなものをトッピング、結構な料金になっていました。
そこでA子は再び、耳を疑うような言葉を放ちました。
「あー、またお財布忘れちゃった!ごめん、今回も良いかな?」と申し訳なさそうにするA子。
今回も、ってことはラーメン屋のお金のことも覚えてるってこと?なのに、それさえ返さず、次はパフェ代って・・・
色んな思いが頭をよぎりましたが、みんなの前である上に注文した後だし・・・今回も断れず、A子のパフェ代も支払いしました。
家に帰っても気持ちはモヤモヤし、グループメンバーのB子に相談しました。
すると、驚きの返事が。「実は私も2人で出かけた時のお金返してもらってないの」とB子が悲しそうな声で言いました。
グループメンバーに聞いてみると、みんなA子にお金を貸したことがあり、1円も返ってきていないということが発覚。
これは我慢ならない、と怒りが込み上げてきました。すぐにA子に連絡し、今まで私が立て替えたお金とグループメンバーのお金を支払うように伝えました。
するとA子はきょとんとした顔で、「えー、みんな言わないから返さなくて良いのかと思っちゃった」と一言。
確かに今まで何も言わなかった私たちにも非がありますが、それにつけこんで他人のお金を使うなんて非常識にもほどがある。
世の中には、こんな人もいるんだなと勉強になった出来事でした。