小学校に上がった頃から、自分の家が友達の家に比べて貧乏だということがわかってきました。友達の新しい筆箱、鉛筆、消しゴムなどの文房具や、新品のランドセルなどすごく羨ましかったです。
私は姉のお下がりのランドセルを使うことになりました。それを男子から「お前のランドセルなんでそんなにボロボロなの?」とからかわれたり、女子からは同情の目で見られたのを今でもハッキリと覚えています。
でも、両親は朝から晩まで贅沢をせずに必死に働いていたので、私は何も言えませんでした。本当は何でも姉のお下がりなんて悲しかったですし、新しい文房具や服を買ってもらいたかったです。
社会人になってからは一人暮らしをすることになりました。高校を卒業をして働くことになりましたが、大卒ではないのでお給料はとても安いです。本当は実家にいたかったのですが、下には妹や弟がいて両親が大変だろうと思い家を出ました。
家賃や光熱費を払ったらほとんど自由にできるお金はなく、休日に友達から「遊びに行こう」と誘われてもお金がないので断り続けました。その結果、友達はいなくなってしまい悲しかったです。
子供の頃からの趣味は絵を描くこと、本を読むことです。本は買うと高いので図書館でいつも借りて読んだり、休みの日は図書館で過ごすことが多かったですね。絵を描くのも、図書館の本を読むのもお金がかからないので良かったです。
友達はエステに通ったり、カラオケ、食事、ボーリングなどすごく休日は楽しそうにしていることは知っていましたが、私には無理だと諦めていました。子供の頃から我慢の連続だったので慣れていましたし、小さな幸せ探しをして自分をみじめにしないように頑張って生きていました。
貧乏って辛いと何百回も思いましたが、思っても胸が苦しくなり嫌なことだけしかないので、できるだけ前向きに考えるようにしました。幸せは自分の心が決めるんだと毎日呪文のように心の中で唱えていましたね。
お昼ご飯は「外で食べてきます」と言って、何も食べず昼休みを過ごし、会社に戻っていました。だから一日二食の生活が続き、いつもガリガリ体型で周りが心配するほど痩せていました。
普段からあまり食べないのでお腹がすくこともないですし、必要最低限なんとか食べていれば大丈夫だろうって思っていました。
社会人生活に慣れてきた頃に、資格のために勉強をして資格を取得。転職し、お給料アップして人並みの生活ができるようになりました。
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