2020年に東京オリンピックが開催されます。オリンピック種目は開催国枠があり弱くてもオリンピックには出場できるのですが、一部に出場が出来ない種目もあります。そのひとつがバスケットです。いくら弱くても弱すぎては開催国でも出場できません。日本の男子のバスケットボールがまさにその状況なのです。男子の日本バスケのランクは48位です。
女子はトップ20位以内に入っておりリオ五輪にも出場しております。しかし、男子はとても弱くオリンピック出場には到底及びません。開催国枠でも出場できないのです。しかし、ある程度実績を残してランクも上位に上がれば開催国枠で出場できます。現在バスケットボールはワールドカップの出場国を決めるべく各地で予選が行われております。
日本も実績を残して開催国枠、ワールドカップに参加できるよう予選を戦っておりますが、一次予選はグループ4チームで総当りでホームアンドアウェーで各チーム6試合を行います。日本は4試合を行って全敗でした。とても第一次予選を通過できる状況ではありませんでした。しかし、日本に新たな希望が出てきました。それがアメリカに留学していた 八村塁選手の日本代表参加とニック・ファジーカス選手の日本帰化と代表参加です。この2人の代表参加はがけっぷちからの脱出に希望の光をともしたのです。
そして、その結果は6月30日のオーストラリア戦で希望の光がはっきり灯った瞬間でした。ランキング10位の格上オーストラリアを79-78で破ったのです。日本サッカーがコロンビアを破ったのと同様の奇跡を起こしたのです。オーストラリアはNBAプレーヤーもいる強豪です。その強豪に対して八村塁は24得点、ニック・ファジーカスが25得点12リバウンド大活躍でした。この2人の代表参加は日本代表を次の段階へとレベルアップさせただけではありません。日本代表のほかのメンバーへ化学変化を及ぼしたのです。
オーストラリアはこの2人を止めることは必要条件でした。そのため、他のメンバーはこの2人が止められオフェンスが停滞している時にアグレッシブなプレーをしてチームを救ったのです。この八村とニック・ファジーカスは強力なメンバーです。しかし、2人だけではバスケットをすることは出来ません。2人以外の3人そして控えのメンバーが力を発揮しなくてはなりません。
この2人はオーストラリアに対して大きな力を発揮しただけでなく、日本バスケットボールチームに大きな影響を及ぼし、必ずや日本の力になり、日本バスケットがオリンピック出場というニュースをきっと私たちに届けてくれるでしょう。