母親の手伝いで祖父母の介護をしています。

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母親の手伝いで祖父母の介護をしています。

現在保育士として働いている25歳女です。

1年ほど前に結婚をして実家を出ましたが実家からは車で10分ほどの距離のところに住んでいます。

父方の祖父母は父が20歳の頃2人とも亡くなったので写真でしか見たことがありません。

母方の祖父母とは歩いて行けるところに祖父母宅があったということもあり小さい頃からよく遊びに行ったり泊まりに行ったりしていました。

祖父は週に1回ほど家に来てくれて家の庭にある畑できゅうりやトマトなど野菜を育ててくれていました。

身体をよく動かしていて歳をとっても元気だなぁなんて思っていたのですがわたしが20歳になる頃祖母が認知症を患ってしまい介護が必要になりました。

その頃は学校や友だちと遊ぶことを優先していたため前ほど頻繁に祖父母宅に顔を出さなくなったのですがたまに顔を出すとニコニコしている祖母のよこでだいぶ痩せた祖父が疲れた顔をしていました。

行くたび行くたびに「食欲がない…」「死ぬ事ばっかり考えている…」と孫にまで不安を漏らす祖父をみて心配になったのか母親が精神科に連れていくとうつ病という診断がくだされました。

祖母が認知症になってからなんとなく祖父母宅に行きづらいなんておもって足が遠のいていましたが、その間に祖母はとても暴力的になったり鍋に火をかけたまま忘れて火事を起こしかけたり夜中に自転車で出かけて出先で転倒をして怪我をして警察から連絡がきたり…

わたしの母親もなるべく祖母の様子を見に行くようにしていましたがそのときはおとなしかったらしいのですが誰もいなくなると祖父に暴力を振るうようになっていたようです。

そんな日々が続いて祖父は疲れてしまったのかうつ病になってしまいました。

とりあえず祖父母を別々に住ませた方が良いということになり祖母を施設に預けることも考えましたが結局人手もあるので実家の方で介護をすることにしました。

すると今度は介護を手伝うわたしや母親に向かっての暴言や暴力が始まりました。

いつ遊びに行ってもニコニコして優しかった祖母がこんなになってしまうなんて…噛みつかれたり叩かれたりした怪我よりも心がとても痛くて悲しかったです。

その後も祖父の体調はなかなか良くならず、しばらくはうつからくる食欲不振ということになっていたのですが祖父は真面目な人で食事=必ずお米とおかずなども食べなけれはいけないという考えで食欲がないときにゼリーや果物などで済ますということをせずに無理して食べていたようです。

結局その後たまたま検査してもらった時に大腸がんがみつかり手術をしました。

切除の手術が成功し退院のお祝いにすき焼きを作って食べたのですが数年ぶりに祖父が美味しいと言いながら食べてるのをみて涙が出ました。

 

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