夫がヨーロッパ出身の人なので、今はヨーロッパで生活しています。
そのため、姑は世代が違うというだけではなく、国籍も違う人ですし、英語が共通語ではない国なので姑はあまり英語を話せません、私もこの国の言語が話せないので、あまり会話が成り立ちません。
それでも姑が一生懸命英語で話してくれるのですが、特に子育てに関しては考え方が違い、確執を感じます。
私は専業主婦ですが、国が違うために離乳食を終えたばかりの一歳の息子の食事を毎回満足に作ることができず、ベビーフードを使っています。
というのは、例えば日本ならばご飯やお味噌汁を取り分けて食べさせることもできますが、こちらは日本食など高いですし、日本のお米を毎食食べられるほどの経済的余裕はありません。
煮物なども毎回作るわけにもいかないですし、こちらの料理は味が濃いため、子供に取り分けるには不安があります。
パンは私自身がおいしいと感じられないため、私がパンやケーキを作って食べさせています。
そのような状態ですから、いまだにベビーフードは重宝しています。私自身、離乳食を終えたばかりの頃に祖父母と同居し、祖父母から味の濃いものを食べさせてもらったため、いまだに塩分が大好きなのですが、息子にはそのようになってほしくないと思い、砂糖や糖分、塩分を極力控えた食事を食べさせたいと思っています。
また、日本はWHOが指定した幼児の成長曲線を利用していますが、ヨーロッパには独自の成長曲線があり、WHOの基準よりも体重が重く設定されています。
肥満になってほしくないので、食事には気をつけたいと思っています。
しかし、姑はこのベビーフードを利用するということにはかなり批判的で、「パンを食べさせたらどうか」「じゃがいもなら安くて済む」などと助言をしてきます。
これは日本食で育った人間ならば誰もが考えることだと思うのですが、じゃがいもって主食じゃないですよね。
確かにじゃがいもを蒸して潰せば息子は食べますが、だからといってそれだけで一食おしまい、というわけにはいきません。
また、「私の友達の子供はクリームチーズをのせた食パンを食べている」「サンドイッチなら食べやすい」など、食べているものが明らかに不健康なのです。
クリームチーズをのせた食パンなど息子に食べさせる気はありませんし、そもそもサンドイッチなどを作ったとしても、きっとバラバラにされて終わってしまいますので、サンドイッチにする意味がありません。
このような事情は理解してもらえないので、姑に助言された時は「はいはい」と聞き流すようにしています。
夫が「でもこの子はご飯も麺も食べているから」と味方をしてくれますが、それでも姑は納得がいかないようです。
また、息子がたんぽぽの花で遊んでいた時、「たんぽぽの花で遊んではいけない」と言われたこともあります。
これはいまだに意味がわからないのですが、たんぽぽの花で遊ぶと肌にシミができてしまう、と言われました。
それが本当なら、日本の子供のほとんどは肌にシミがあると思います。
しかし、このような世代の違いといいますか、国の違いや考え方の違いが相まって、特に子育てに関してはなおさら厄介だと感じています。