認知症というのは、いろいろな症状があるのでそのことを知ることが大事です。私の場合は、認知症についてある程度わかっていると思ったもののやっぱりわかっていないところもありました。
認知症の人は、案外と大人しいと思っているところがあったのです。ところが全く違っていたんですね。それは感情の起伏が激しくなるということです。
私が介護をしている姑についても、そんなところがあります。その困ったことについてご紹介します。
・突然怒り出すことがある
突然怒り出すことがあるということを、知っていたものの実際にその時が起きると戸惑ってしまいます。
それは、なんといってもどんなときに怒り出すのかわからないからです。
どこにスイッチがあるのかわからないので、こちらとしても突然怒り出すところを見たときに、とても戸惑うのです。
しかもどうして怒っているのかわからないことがほとんどで対処の仕様がありません。
介護について勉強をしたり、介護士として働いている人はそんなことは当然の事思うかもしれませんが、24時間そんなことがあると気持ち的に参ってしまうことがあります。
仕事のように、時間が来るとこれで終了と言うわけにはいかないのでそのことでかなりの精神力が必要と思うようになっています。
介護を通じて、自分が成長をしたなと思うことがあります。それはなんと言っても我慢強くなった事なんですね。我慢をすることが平気になりました。
ちょっとしたことでも、腹が立つこともなくなりそんな自分に変化したことに驚いています。
・姑と思うとより辛くなる
自分の両親とは、どんな人かよくわかるし愛情が十分にあるので介護をしていたとしてもある程度我慢をすることができると思います。
しかし姑の場合は、姑が元気なときにちょっと嫌なことを言われたりしたことについて、少しやっぱり気にしていることがあるんですね。
そんな時、何か問題があると本当に嫌になります。施設に入所してほしいと思うのですが、主人がそんな気持ちがないのでそのまま介護をすることになっているのです。
主人は愛情があるので、私とはやっぱり違うんですね。しかし毎日姑を見ている私にとっては、本当に限界と思うことがあります。そのことについて、もっと理解を示してほしいです。
介護をしている人は、孤独になることが多いといいます。私の場合もまさにその状態ではないかと自分で思うことがあるのでもっと対応を考えたいと思っています。