私の悲しみを分かって

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私の悲しみを分かって

私は、アラフォーのバツ2の女性です。一生許せない事それは「中絶」です。主人は、間もなく還暦の人です。その主人との間に子供を授かった時です。
2ヶ月位生理が来ませんでした。妊娠検査薬を使ってテストしたところ、「陽性」と結果がでました。

 検査薬で「陽性」と出た日の夜、息子が寝た後、二人で話合いをしたのです。
主人は「中絶してくれ、生むんだったら、3人で心中だ。」と私を脅すような、言い方で中絶を勧めました。私は「出来れば、生みたい、でもなんで中絶なのか訳を聞かせて欲しい。」とお願いしました。

主人は、ただ訳も話さずに語気だけ強めて、先程と同じ「中絶」とだけ言います。
私は、だんだん許せなくなってきました。
そして、主人の頬を2回たたきました。
主人もお腹を蹴ってきました。
「分かった、中絶すればいいんだね。」と私は、ついに言ってしまったのです。
主人の攻撃の手が止まりました。
「明日、一緒に病院行こう。」
そう言うと、ベットに横になりました。
私は、一緒に寝ていたくなかったので、ソファーで毛布をかぶり寝ました。

次の日、中絶手術を行うために必要な検査やら手続きの説明で1日病院にいました。
 中絶手術2日前に入院、前日は、術式確認が行われ、当日は、歩いて手術室まで行きました。
途中、主人がうなだれていました。
手術台に寝かされ、麻酔が効いて眠るように意識が落ちました。
気が付くともうすでに、中絶手術は終わっており、待機室みたいなところにベットで寝かされていました。

 執刀医が来て「何事もなく終わりました。」と言い去って行きました。
そして、ベッドで自分の病室へ帰る途中エレベーターの中で看護婦さんにお願いして、主人と少しだけ話をしたいとお願いしたところ「良いよ」とへんじがあり、別室に寄って、少しだけ主人と話をしました。

私は手術が終わったことを言うと、主人は「出来ると思わなかった。遊びのつもりだった。」といきなり謝りもしないで言い始めたのです。
一瞬頭が真っ白になりました。
「なんで、この人謝らないの?」と思いました。
私は「分かった、もういい、帰って。」といいました。
主人は、去り際にやっと小さな声で「ごめんなさい」
と言ったのです。
私は、聞いていないふりをしましたが、聞こえていました。

退院後、正式に土下座で謝られましたが、中絶した命はもう戻りません。
私は、一旦は、主人の謝罪を受け入れましたが、一生をかけて、この許されない罪の償いを主人にして頂こうと思っています。

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