先生から借りた本に、●な●●が挟まっていました

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先生から借りた本に、●な●●が挟まっていました

私が高校生のときの話です。
私は当時女子高に在籍していました。
担任の先生は国語教師で、年齢も若め(30代前半だったかと思います)で顔もよく、生徒には人気がありました。
どのくらい人気があるかというと、毎年学年に何人かは本気で先生のことを好きになってしまう子が出てしまうほどでした。
私は先生のことは何とも思っていなかったのですが、私の一番仲の良かった女の子が先生に恋をしてしまい、毎日相談に乗ったりしていました。
先生は国語教師なので読書を生徒に推奨していて、教室の一角には先生が家から持ってきてくれたお勧めの本コーナーがありました。
一か月に一度本は入れ替わり、先生のことを好きな女の子たちはいつもよくその本を借りて読んでいました。
私は先生のことを好きではなかったけれど、読書は大好きだったので、先生に恋している女の子たちに遠慮しながらも、時々そこの本を借りて読みました。
教室に常設されている本棚から借りた方が、図書室で借りるよりも手軽だったのです。その日私はたまたま先生が本を入れ替えているところに居合わせて、気になっていた純文学の一冊を一番に借りることができました。
朝のホームルームの前に読書の時間があったので、そこでその借りた本を読むことにしたのですが、ページを開いてすぐに何かが本に挟まっていることに気が付きました。
しおりかな?と思い、邪魔だったので取り除いてしまおうとページをめくると、挟まっていたのはしおりではなくて写真でした。
女の人の、●の写真です。
は?と私は目を疑いながら、後ろの人にバレたらまずいと思ってその本を閉じて机にしまいました。
心臓がばくばくとものすごい勢いで鳴っていたことを今でも思い出します。
読書の時間とホームルームが終わって、私は本を鞄に突っ込んで、鞄ごとトイレの個室へ行きました。
そこで本を開いて確認すると、やっぱり女の人の●の写真と、どう見ても●●●中の写真が出てきました。
見てはいけないものを見てしまった、と思いました。
これは先生が持ってきた本です。
だとしたらこの写真も先生のものなのでしょう。
私の対応次第では、先生の運命が変わってしまうかもしれない、先生が仕事を失ってしまうかもしれない、と思うと変な汗が出ました。
そもそも他の本は大丈夫なのでしょうか。
他の本にも写真が挟まっていたら、と考えると眩暈がしました。
先生に、「持ってくる本は中身までちゃんとチェックした方がいいですよ」とどうにかして伝えたかったのですが、この写真のことを伏せてどう伝えていいかもわかりません。
結局写真だけ抜き取って、何度も折り曲げてテープでべたべたに封印し、学校帰りにコンビニのゴミ箱に捨てました。
「見つかったのが他の生徒ではなくて、私でよかったね先生……」と今でも思います。
誰にも話していません。
ただ、あの写真が大切なものだったとしたら、それは本当に申し訳ないです。
でも当時はああするしかなかったんです……。

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