発達障害の子供の子育ては辛い

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発達障害の子供の子育ては辛い

子供を持つ親御さんならば「子供が元気でいるのが一番、後は望まない」と思うでしょう。

しかしやはり子供は「元気なだけ」では色々と大変なこともあります。

私の子供は現在13才ですが、「ADHD(注意欠陥性発達障害)」と診断されています。

息子は小さい頃から集団行動が苦手で、幼稚園の時は帰りの仕度は一番最後、しかもお帰りの列から外れて園内を歩き回ってしまい、全員を親に引き渡した後先生達が園内を探し回って連れてくることが続きました。

特に知能の遅れはないのですが自分の思い通りにしか行動できず、小学校に入ってからは気に入らないとふてくされて大ゲンカをする日々で、同級生にケガをさせて何度も謝りに行ったものです。

それでも「これはこの子の個性だから、きっと成長するにつれて良くなる」と信じていましたが、あまりにも忘れ物が多くてしかもどこに置いたか分からずに、結局失くしてしまうことが続きました。

少年野球に入ったものの、野球のバットもグローブもシューズもあっという間になくしてくるので金銭的にも大変でした。

そこで病院で検査して貰ったところ「ADHD」と診断されたのです。

集中力がなく暴力性が強い傾向があると言われました。

それでも何とかして治してあげたい、これから成長するにつれて友達関係でトラブルを起こさない様にしてあげたいという一心で、子供の気持ちを理解してあげようと一生懸命でした。

スクールカウンセリングを受けたり、児童相談所に相談したりしましたが、小学校高学年になると反抗期が始まってしまい、親の言うことを聞かなくなってしまったのです。

腫れものに触る様にご機嫌を伺う日々、息子が暴れてドアやテレビを壊す日々、子育てがこんなに大変だとは思いませんでした。

ただ健康なだけではなく、普通の日々を送って欲しい、毎日学校から電話が来ない様にして欲しいと願ったものです。

私もストレスから自律神経失調症になり、死ぬのではないかと思うこともありました。

しかし息子は非常に素直な時もあり、笑顔で楽しそうに話しかけてくることもあります。

普段は友達に優しくて、悩み相談にも乗ってあげることがあるらしいのです。

何があっても子供はかわいい、この子をどうしたら自立できる様に育てられるのか、それには子供が成人するまで親が元気でいるしかありません。

「元気が一番」最近ではその言葉も無意味に響くことがあります。

子育ては親の責任ですが、全て親のせいにされても辛いと思うことも多くあります。

それでも精一杯子供と向き合っていくしかありません。

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